2018年4月26日木曜日

人生たけのこ

実は村上さんとお会いするのは初めてだった。

僕が野研に入って約一年半。
会う機会はなんどかあっただろうが、いずれも逃しているということだ。

今日行くメンバーで僕だけがはじめましてだ、ということを車内で知りなんだかちょっと残念な気持ちになった。大体丁度いいタイミングはそう簡単に何度も来るようなものではない。

たけのこだってそうだ。
一年で唯一この時期だけ。
あの硬い竹がスパスパ切れる快感を味わえるのはたった3週間ほどの間だけなのだ。




竹林の真ん中で村上さんがハチの話をのべつまくなししゃべるのは、とても心地よかった。



採って、剥いて、湯がいて、食べる。
すべての工程を一日で味わったわけだが、よくよく考えれば食べるものを自分で採ってくる大学生なんてそうそういないよな、なんて思ったり。

そんなことをうつらうつら考えていたらぬかるみで滑ってこけた。


タイミングというのは不条理だ。

2018年4月25日水曜日

マスヂストンの風を切る

ひさしぶりに、山に登る。
大した高さでもないし、頂上まで行く目的でもないけれど
途方も無い上り坂を登りきるのが意味もなく楽しいのだ。

道程で身につけたクレソンの匂いを纏って、皆より先に
半蔵氏と二人でダムに着いたため、サイクリングコースをまったり走る。
僕らが若い男二人からなのか、はたまたクレソン巻男のおかげか、山道をウォーキング
する人たちによく話しかけられた。


山とは出会いの場だ。
普段道端ですれ違ってもおよそ立ち止まって話したりしない人たちと気軽に会話することができる。
山とはそういう力を持った場所なのだ。

新しい人と今後長くつながっていくかどうかはわからないが
せっかくだからまた何か一緒に楽しいことをやりたいと思いながら
もと来た道を下った。春の夕暮れの少し寒い風をきりながら

そんな感じでいいのだ。

おまけ
「ローランドを探せ!」


鱒淵サイクリング

春たけなわの好陽気






新歓と鱒淵ダムと春
 
 新歓は読んで字の如く、新入生を歓迎するための催しです。野研では例年、この時期になると何かしらの催しを行っています。今年は片道1時間の道のりを15人前後の人数で、自転車を漕いでいきました。このうち新鮮な顔ぶれは3人の1年生。3人とも九州の南側出身です。2人は鹿児島出身、1人は沖縄出身でした。残念ながら個人的な事情により3人の顔出し写真をお見せすることはできません。というのも、彼らが顔出しできないというわけではなく、自分が写真を撮っていないという事情です。
 ちなみに、これから一切写真がございません。当日は、快晴で、雲一つない最高の自転車漕ぎ日和でした。春とは思えないほど気温も上がって、半袖で過ごせるほどの天気。そんな天気のなかで自転車を漕ぐことに気持ち良くなってしまい、持っていった写真機の存在を忘れていました。てへぺろ。
 さて、片道1時間かけてどこまで行ったかというと、それは鱒淵ダムという山の中に青く綺麗に光る水を見ることができる絶景の場所です。ダムによってできた湖の周りには自転車で走るための道ができていて、まさに自転車漕ぎには最高の場所です。当日はしばらく自転車を漕いでいると汗が滴り落ちるほどの気候でしたが、湖の周辺の道は木々に囲まれており、木陰の中を走る清涼さはこの季節ならではのものでしょう。
 ここまで辿り着くには数々の困難があったことを忘れてはなりません。出発早々、自転車がパンクするという事態に遭いました。また、自転車を漕ぐことはできても左折を行うことのできない人がいました。数々の困難ではなく、実際はこの、左折できない人類だけが問題でした。彼は左折を行うことは容易にできるのです。むしろ右折は得意なようです。(右折が得意というのも奇妙な話です。)実際に自転車に乗ると肩に力が入り非常に緊張していることがわかるほどで、恐らくサーカスでバイクに乗っている熊の方が上手に乗ることができると思います。
 一時はどうなることかと思った左折できない人類問題ですが、今回を機に実際は左折を行うことができるという事実がわかり、無事に鱒淵ダムまで全員で行くことができました。左折できない人類は新たな一歩を踏み出し始めたのです。

 さて、鱒淵ダムに着くと、持ってきた食材(猪肉、鹿肉、途中で摘んでいかてつの首飾りになっていたクレソン、セリ、古代米ともち米と白米を混ぜたブレンド米)とどこかで得た筍と、ローランドが持ってきた糸瓜と鍋を用いて調理を行いました。
 肉は熱した石の中に直に肉を入れて焼く石焼きの方法を用いて調理し、クレソンとセリは少し沸騰したお湯で少し煮て、米は切ってきた竹の中に入れて炊こうとしましたが、途中で断念してお粥にし(結果的にこちらもとてもおいしかった)、糸瓜は網で焼きました。持っていった道具は、鍋や包丁、石焼きに必要なトング、竹切りに必要なノコギリやナタ、その他必要そうな小道具等のみでしたが、完成は料亭で出されそうな雰囲気を持った料理に仕上がり、皆満足げに美味しく頂きました。
 今思えば、このときばかりは写真を撮るべきでしたが、料理の美味しさ故、食べることに夢中になってしまい忘れてしまいました。
 
 満足感に浸っているのも束の間、時刻は既に18時頃となっており、帰り支度を済ませ帰る準備です。しかし、夕方とはいえこの時期はまだ太陽が出ていて明るいため、焦って帰る気持ちにさせません。ましてや、復路はずっと下り坂のため、往路に比べ、のんびりと、ゆったり帰ることができます。
 
 自転車を漕いで鱒淵ダムへ辿り着いた清々しさと心地よい疲労感、美味しい料理を食べた満足感で、帰る道のりの心穏やかな気持ちと共に、川に映る鯉幟を見ながら改めて春の訪れを感じました。

2018年4月22日日曜日

野研新歓2018

 今年の新歓はサイクリング!鱒淵ダムに行ってきました。今日は晴れていて風も気持ちよくサイクリング日和でした。
 行きには鯉のぼりを観たり、野草を収穫したりしました。昼食は各自で持ってきたおにぎりやパンを食べました。
夕食づくり。野草をゆでて、タケノコ堀りにも行って。
猪肉とシカ肉は石焼きに。お米も焚きました。お米を焚いている間に、ローランドは、今自分がはまっているというヘチマを網で焼いてみんなに振る舞ってくれました。

 夕食は1年生がつくってくれた竹の器で食べました。もち米・古代米・白米を混ぜタケノコ等を入れたスペシャル飯、石焼きのお肉、自分たちで収穫した野草。どれも美味しかったです。
新しく来てくれた人たちと一緒に活動でき、素敵な新歓になりました。 カルピス

野研の新歓


野研の新歓はだたの新歓ではないらしいことはうすうすわかっていたはずだ。


自転車で森に向かい、セリとクレソンのおひたし、古代米じゅうしい、シシ肉とシカ肉の石焼きをたべるのだ。


春の野は気持ちが良い


野研向きだ


自転車も快調


ただ山に向かうのではなく、遊びを楽しむ


遊びというのは無駄なことだ


たくさんの無駄が、たくさんの贅沢につながる


それにしても沢の枯れ木は火がつきにくい


セリをゆでよう


タケノコを掘り、竹筒で御飯と一緒に炊こう


山の中で、ずーっと御飯をつくるサイクリング


いただきまーす


夕刻の鯉のぼりが川面にぶら下がっていた



2018年4月7日土曜日

2018オセアニア学会、銀天大学、生態人類学会、ゼミンチュ大会

毎回学会ツアーはそうなのだけど、学会以外のことが思い出に残る。
モアナ上映会
去年の生態人類学会では、二次会で北村さんに自分の考えをぶつけてみた。安い焼酎の酔いに耐えつつ、何だかよくわからないけれど北村さんに怒られた記憶がある。その時は自分のアイディアが、「何なのか」がよくわからなくて、とにかく闇雲にぶつけてみたような状態だったのだ、と今になって思う。
懐かしのあれ
その後のオセアニア学会に向けての発表を準備する中で、自分の考えはだいぶクリアになっていった。でも結局それも松江の古墳めぐりや、出雲博物館の青銅器、J君のボケと愉快なテラス一家、石見銀山などそうそうたる?思い出の中ではツアーのほんの一部分でしかない。
よこたわる大王イカ
今回は、自分の発表がなかったこともあって、よりいっそうその傾向が強かったように思う。日程的には二つの学会のあいまに、前に行った場所をもう一度巡った形だけど、記憶の中では銀天大学とゼミンチュ大会のついでに、学会に参加した感じだ。
よこたわる坂巻さん
そして、その間にウタキやらグスクやら、さらに素っ裸にバスタオルを巻いて朝日を浴びる坂巻さんに、軽快にギャグを飛ばしながら砂浜でうんこを埋める中瀬さんの記憶がてんてんと・・・
映画のモアナと海洋博物館の展示をみると、オセアニア学会の発表はどうしても物足りなさを感じてしまう。オセアニア現地の具体的な報告と考察がセットになってこそ、発表する意義があるし、発表の後に議論する価値もでると思う。それに、映画や博物館の臨場感の前ではいくら最新の成果発表でもかすんでしまう。
それから、20分の発表では言いっ放しになってしまって議論を深める時間がないのもちょっと物足りない。
「これって獅子舞のやつだよね?」
一方で銀天大学では、相変わらずの濃厚な時間を過ごすことができた。次々とフリーランスのおいちゃん達が集まってくる。そして、こなれてない感じのスーツを身につけ、こなれた感じでネクタイを頭に巻く司法書士見習いのたいらさん、シャイな感じで登場して誰よりも強く印象を残していったミッキー先輩。宴会の場を作ってくれたピータンと犬塚さんに感謝。
小嶋さんが持ってきたアルパカ
城を見学してから生態人類学会へ。今回は、牧畜民研究が大幅に入っていたせいもあるけれど、具体的なデータの報告と込み入った考察のある発表はほとんどなかったのが残念だった。学生の発表もジョーのみだったのではないだろうか。それでも、犬の実存を考える菅原さんの発表や、豪快な鯨漁と鯨肉を使った交換についての江上さん小嶋さんの発表、人類進化ベッドや地下足袋の開発などは、記憶に残った。
浮かれるヤケンチュが答辞を述べる。感動して(いつも)言葉にできない。
ゼミンチュ大会は、ゼミンチュ以外の人が多かった気がする。かっこいい民家の中で鯨の話を聞きながら、スルメやらを食べながら、アルパカのワインを飲み、沖縄最後の夜を満喫した。
日本最安ゴーヤレンタカー謎の看板